Modelは「DB操作を書く場所」だと思われがち
MVCの3つの役割の中で、いちばん誤解されやすいのがModelです。
「ModelってDBアクセスを書く場所でしょ?」
「SQLを書いているクラスがModelじゃないの?」
初めてMVCに触れた人ほど、こう考えがちです。
ですが、この理解のまま開発を進めると、
Controllerに処理が集まりすぎてしまい、
後から修正しづらい構成になりやすくなります。
この記事では、MVCにおけるModelの本来の役割を、 初心者向けに、できるだけ噛み砕いて整理していきます。
目次
Modelとは何を担当するのか
MVCにおけるModelは、業務ルールとデータの正しさを扱う役割を持ちます。
もう少し噛み砕くと、Modelは 「このデータや操作は、業務的に正しいか?」 を判断する場所です。
たとえば次のような判断は、Modelの役割にあたります。
- この条件を満たしていないと登録できない
- 今の状態ではこの操作はできない
- 処理の結果として、この値は不正ではないか
これらは画面表示や入力処理ではなく、 アプリケーションの中身(業務のルール)に関わる部分です。
なぜ「Model=DBアクセス」になりやすいのか
Modelが誤解されやすい理由のひとつが、 ModelとDBの距離が近いことです。
多くのアプリケーションでは、 データの取得や保存をModel経由で行います。 そのため、 「Model=DB操作を書く場所」 というイメージが定着しやすくなります。
しかし、DBアクセスはModelの一部にすぎません。
DBから取得したデータを、 どのように解釈し、どの状態を正しいとするか。 それを決めるのがModelの本来の役割です。
業務ルールをModelに置くという考え方
「業務ルール」と聞くと、 難しい処理を想像するかもしれません。
ですが実際は、日常的に書いている ちょっとした条件分岐も業務ルールです。
- この値が0以下ならエラーにする
- この状態では更新を許可しない
- この順番で処理されていないと不正
こうした判断をControllerに書き続けると、 Controllerはどんどん複雑になっていきます。
Modelに業務ルールを集めることで、 「何が正しい状態なのか」を 一箇所で管理できるようになります。
ControllerとModelの役割の分け方
ModelとControllerの境界で迷ったときは、 次の考え方が役に立ちます。
- 業務として正しいかを判断する → Model
- 処理の流れや画面遷移を決める → Controller
Controllerは、 「どの処理を呼ぶか」 「どの画面を返すか」 を決める役割です。
Modelは、 「その処理を実行してよいか」 「実行結果は正しいか」 を判断します。
この役割分担を意識するだけで、 MVCの構成はかなり整理しやすくなります。
まとめ
- ModelはDBアクセス専用の場所ではない
- 業務ルールとデータの正しさを扱うのがModelの役割
- Controllerに業務判断を書きすぎないことが重要
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