MVCを理解すると、次の悩みが見えてくる
ここまで、MVCの基本的な考え方と、 Model・View・Controllerそれぞれの役割を見てきました。
MVCを意識して開発を始めると、 以前よりコードは整理され、 見通しも良くなってきます。
しかし同時に、 「あれ?」と感じるポイントも 少しずつ出てくるはずです。
この記事では、 MVCで多くの人が直面する問題と、 その背景にある考え方を整理します。
目次
Controllerがやっぱり太ってしまう
MVCを意識していても、 気づくとControllerに処理が集まってしまうことがあります。
「ここで判断した方が分かりやすい」
「今はこの方が早い」
といった理由で、 業務判断がControllerに入り込んでしまうのです。
これは珍しいことではありません。
MVCはあくまで役割分担の考え方であり、
すべての判断を自動で整理してくれるわけではないからです。
Modelの責務があいまいになる
Modelに業務ルールを寄せようとすると、 今度はこんな悩みが出てきます。
- この処理は本当にModelに置くべきか?
- Modelが大きくなりすぎていないか?
- データ操作と判断ロジックが混ざっていないか?
MVCだけでは、 Modelの中をどう整理するかまでは 明確に決めてくれません。
そのため、Modelの設計に迷い始めるのは、 MVCを理解した証拠とも言えます。
規模が大きくなると管理が難しい
小さなアプリケーションでは問題にならなくても、 機能や画面が増えてくると、 MVCだけでは整理しきれない場面が出てきます。
- 業務ルールが複雑になる
- 似たような処理が増える
- 影響範囲が分かりにくくなる
こうした状況では、 「役割分担」だけでは足りなくなってきます。
次に考えるべき設計の視点
MVCは、アプリケーションを整理する 最初の一歩としてとても有効です。
ただし、開発を続けていくと、 「業務ルールをどこに置くのが一番整理しやすいのか?」 という、さらに深い課題に直面します。
こうした疑問に向き合うための考え方として、 MVCの次のステップとなる 設計をもう一段整理する視点も存在します。
本ブログでは、その一例として ドメイン層分離という考え方を、 別シリーズとしてまとめています。
参考:次の設計ステップ
ただし、ここで内容を理解する必要はありません。
まずはMVCの考え方をしっかり身につけることが大切です。
まとめ
- MVCでもControllerは太りやすい
- Modelの整理に迷い始めるのは自然なこと
- MVCは設計の出発点として使うのが大切
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